自分はですね……昔からファッションセンスが皆無でして(笑)。
一応、雑誌を買ってみて足掻いてはいたんです、昔。
デートする時にどれくらいの基準があれば
女子側は恥ずかしくないんだろう(褒めてではない笑)って思いながら、
マネキン買いをして頑張っていました。
当時、本当に分からなかったのが、
自分が着たら「奇抜」とか「変」と言われる服を、
モデルさんや芸能人が着ると「オシャレ」と言われること。
何が違うねん!って本気で思っていました(笑)。(そりゃ違うわ。)
今思えば、服そのものではなく、
その人に合った着こなしやサイズ感、
清潔感まで含めて「オシャレ」なんですよね。
当時の私は、そんなことを考えもしませんでした。
あーだこーだ考えて最後に辿り着いた答えが、
「女の子に聞いちゃおう!」でした(笑)。
当時は一般の女の子と普通に会話するツテも会話力も無かったので、
あれこれ考えた結果、
公式で可愛い女の子から意見をもらえる場所で激しく叱責……
いや、指摘してもらおうと思い、キャバクラへ行きました(笑)。
ついでに会話力も磨けるんじゃない!?なんて思いながら。
案の定、最初は向こうもお仕事なので褒めてくれる褒めてくれる(笑)。
会話もお店の中だと盛り上がる盛り上がる。
まぁ幻想なんですけどね(笑)。
でも今振り返ると、
あの頃の私は「変わりたい」という気持ちだけは人一倍強かったんだと思います。
何が正解か分からないから、とにかく行動してみる。
今思えば少し遠回りだったかもしれませんが、
その遠回りがあったから今の自分があるのかなとも思います。
何度も繰り返して人は学習する
キャバクラ通い(言い方笑)をしばらく繰り返し、
勝手に成長したと思っていた時、
たまたま一般の女の子と二人で遊びに行く機会が作れました。
キャバクラでの経験を活かして、自信満々でデートしました。
結果は言わずもがな惨敗……。
会話力も、その子のことを何も知らないので続かない。
ファッションはマネキン。
私は絶望感に襲われました。
(今思えばそこまで悲観することじゃないですが笑。)
そこでようやく気付いたんです。
会話が上手い人というのは、
自分が面白い話をする人ではなく、
相手に興味を持てる人なんだということに。
相手の好きなことを知ろうとする。
相手の話を最後まで聞く。
そんな当たり前のことが、当時の私は全然出来ていませんでした。
再度キャバクラへ
結果を仲の良い女の子に伝えました。
すると笑うことも否定することもなく、真剣に話を聞いてくれました。
会話力を身につけるための事前準備や情報収集、これからの立ち振る舞い。
そして、
「ファッションセンスは無くてもいい。サイズ感を気にして。」
「まずは靴みたいな細かいところに気を遣える人になって。」
そんな具体的なアドバイスをくれました。
その言葉を信じて少しずつ実践していくと、
本当に相手の反応が変わっていったんです。
結果として彼女も出来て、女性とも自然に話せるようになりました。
結果がついてきた時には
久しぶりにお礼を言いに行こうと思った頃には、
その子はもう退店していました。
プライベートを聞くのはルール違反。
だから直接「ありがとう」は伝えられませんでした。
でも、あの時にもらった言葉は今でも覚えています。
夜のお店に行くことを良く思わない人もいると思います。
その考えも理解できます。
でも私にとっては、
人との接し方や相手を思いやることを学ばせてもらった大切な経験でした。
今でも街で足元まできちんと気を遣っている人を見ると、
あの時のアドバイスを思い出します。
あの時、真剣に向き合ってくれたあの子には、
本当に感謝しています。
どこかで元気に、幸せに暮らしていてくれたら嬉しいです。
